人の成功を喜べない自分が嫌になる心理と手放す方法

自分に厳しいあなたへ

周りの人の幸せや成功した話を聞いたとき、良いことなのに喜べない……。

こういうこと、誰でも一度くらいはありませんか?
そして表面的には一緒に喜ぶフリをする自分に「嫌なやつだな…」なんて思ってしまったり。

でも実は、人の成功を喜べないのは、心が狭いからでも性格が悪いからでもありません。

自分の成功を信じられないこと」ただ、それだけなんです。
人の成功を喜べないという人の可能性のお話です。

成功しないのは自分だけではない、という安心感

例えば仲の良い友達が結婚するということを聞いて、心がザワザワするとき。
職場の同期がとても評価されたのに、一緒には喜べないとき。

そんなとき、きっとあなた自身はその成功を手にしている状況ではないはず。
そしてそのことに対して、心の中で自分への不足感を感じているかもしれません。

すると、他の人の成功の話が「自分だけ置いていかれる」という焦りにつながることも多いんです。

本来、人の成功や幸せはその人のもので、自分の人生には無関係なはず。
大切な人の幸せは、もちろん嬉しいはず。

だけど人って、自信のないことに対しては「周りと並んで安心したい」という心理を無意識に持っていたりします。
同じだと思っていた人がパッとその場所から出て、あなたの欲しいものを手にしたとしたら。

「置いていかれた、差をつけられた」そんなふうに焦ったり、ときには嫉妬が生まれるのも、無理のないこと。
そんなふうにも感じないでしょうか。

相手と自分の価値がシーソーになっていませんか?

突然ですが、公園にあるシーソーって片方が上がると片方が下がりますよね。
相手の成功を喜べないときの自己価値の感じ方って、まさにこのシーソーのような状態なのです。

周りが成功して上がると、そのぶん自分の価値は下がる。
自分だけがダメなように感じてしまう。

もちろんこれは誤解ですが「置いていかれる」って感じるとき、自己価値や自己評価はどうしても下がってしまいます。

だから、人の成功を喜べないときに考えてみたいのは「自分は嫌なやつかも…」ということではなくて。
人の成功で自分自身の価値が下がる感覚を、なんとかできないかな?」ということなんです。

実際のところ、周りが何か成功したときにあなたの価値が下がる、なんてことはもちろんありません。
「そう感じる」ということが、しんどさにつながるわけですね。

「自分は成功しない」という思い込みを疑ってみる

そもそも、人の成功で自己価値や自己評価が下がってしまっているとき。
ほとんどの人が「自分もうまくいく」という意識は持っていないかと思うんです。

あの人が成功するように、自分も成功できる!

この思いがあると、ちょっと先を越された感覚はあっても「私も自分のペースでいくから大丈夫」ってゆったり構えていられそうですよね。
きっと人の成功も、素直に嬉しいと感じられるのではないでしょうか。

…と、頭では考えられても、実際のところはなかなか難しいのが現実。
では、そう思えない理由は何なのでしょうか??

実は「自分はうまくいかない」という思い込みの多くは、自分にかけた心理的な制限なんです。

自分にかけた制限を手放す

人の価値観や心の傷が制限になる

ここでいう心理的な制限というのは「あの人はうまくいくけど、私は無理な気がする…」という感覚です。
この感覚を持っている人ってけっこう多いのではないでしょうか。

と書いている私もとっても苦労した分野で、今でも手放している道の途中です^^;
この観念、なかなか手強い…。

でもこの制限って、自分本来の価値観ではないんですね。
生まれた時から「自分ダメかも…」って思ってる赤ちゃんはいません。
親や周りの人の価値観が入っていたり、発達過程のどこかで傷ついた経験が制限になっていたりします。

例えば、何か自己表現をして否定されたとか、頑張ったのに認められなかった、とか。
これは本当に人それぞれなのですが。

もちろん人間誰しも、いつも自信満々!っていうわけではないと思います。
けれど「自信のないモード」が通常になると「人の成功=自分の価値が下がる」という感覚に繋がります。

制限を手放すと起こること

そして、ちょっと不思議な話ですが…
「自分はできない」って自分に言い聞かせることが日常になると、現実もそうなりやすいんです。
人って受け取る準備ができていない成功は怖くて受け取れないようです。
チャンスがあっても「いえいえ、自分はまだまだ…」って遠慮して引っ込んでしまうんですね。

けれど逆に言えば、この制限に気づいて手放すことができると。
相手も自分も幸せになれるという感覚ができて、実際にその現実も叶いやすくなるともいえるんですね。

人の成功を喜べないほど現実がうまくいっていないとしたら、心にどんな制限があるのかな?
そんなフカボリをしてみると、きっと見えてくるものがありますよ。

この制限って心の深いところにあって気づかないこともよくあります。
1人で難しいときには、ぜひカウンセリングもご活用くださいね^^

最後に

人の成功を喜べないとき、そんな自分を責めてしまいがちだし心地よい感情ではないですよね。
だけど、喜べないにはちゃんと理由があります。
それを自分の性格や心の狭さだと誤解してしまうのは、とってももったいないこと。

そもそも、人の喜びを一緒に感じられないと悩むのってめちゃめちゃ誠実で優しいと思いませんか?
本当は自分のことのように一緒に喜びたい!という愛があるから、悩みになるんですね。

相手も自分も、欲しいものを手にして成功できる、幸せになれる

そんな世界を心に持ってみたい!ぜひぜひ、まずはそう望んでみてくださいね^^

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