※こちらは、カウンセリングサービスのアメーバーブログ『恋と仕事の心理学』に執筆した記事の転載になります。
たとえばパートナーとお付き合いしたばかりの頃。
会える日が楽しみで、旅行で数日間一緒に居られるなんて最高に幸せで。
好きな人と同じ家で、毎日一緒に過ごす生活ってどれだけ幸せなんだろう?
そんなことを考えませんでしたか。
私自身、たまに思うんですね。
今、当たり前に毎日を過ごしているけれど、大事な人が毎日起きると同じ家にいて、一緒にご飯を食べられて、色々なことをいつでも話せて…これは昔の私からしたらとてつもない幸せだな〜って。
けれど実際は、日々そんなに盛大に幸せを感じているかというと、そうでもありません笑。
毎日忙しいな…とか、疲れたな…とか、ああ、あれもこれもやらなきゃ、とか。
育児真っ只中ということもありますが、色々なことに忙殺されたりイライラもしているのが現実です。
そんな中でふと、もっと幸せを感じてもいいはずのことを、小さく扱ってしまっているようにも感じるのです。
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人には、良くも悪くも「慣れる」という習性があります。
それにはちゃんと理由があって、良い感情でも嫌な感情でも、毎日大きく心が動き続けると負荷が大きすぎるからです。
良い感情ならずっと続いて欲しいというのは、多くの人が願うことですよね。
けれど、ジェットコースターがいくら好きでも、ずっと乗って刺激を感じ続けることはできないように、心もあまりに強い喜びの感情を感じ続けることはストレスだと認識します。
ですから、慣れは心を守る防衛機能でもあるんですね。
ずっと一緒にいる人に対して、始めは感じていたときめきやドキドキが減ってくるのも、この慣れの防衛が影響していることが多々あります。
ドキドキが減るのは愛が冷めたわけではないし、始めの頃に感じていた感謝や感激が穏やかになるのも心の仕組みとしては自然なことでもあるんです。
そして人の心の仕組みとしてもうひとつ、当たり前にあるものほど必要であるという感覚が鈍り、それが脅かされることで重要さを再確認するということがあります。
例えば空気や水は生きるために不可欠だと誰もがわかっています。
けれど、毎日当たり前にあるときはありがたさを感じにくく、災害などで脅かされた時にその重要度を再認識しますよね。
健康や住む家なども、そうかもしれません。
つまり、冒頭の「好きな人と毎日一緒にいられる喜び」や「相手がしてくれること」も、自然に任せていると当たり前だと感じるようになりやすいんですね。
そして与えられていることを当たり前に感じるほど、不満の方が目につきやすくなります。
これは性格が悪いとか感謝が足りないとかではなく、自然な心の仕組みです。
とはいえ、せっかく今ある幸せを当たり前に感じてしまうのは、やはりもったいないですよね。
パートナーシップで喜びを感じ続けるには、折に触れて意識して相手の素敵なところや魅力を見つけ直してみるということがおすすめです。
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ひとつ、私が夫に対して不満が増えたと感じる時にしていることがあります。
それは「夫をまったくの他人として観察し直す」ということです。
もちろん夫には何も言いません。
心の中で勝手に夫を赤の他人として、ちょっと客観的に観察してみるんですね。
そうすると、私が当たり前に受け取っていた夫のしてくれていることが見えやすくなります。
ご飯に、みんなの好みを反映しようとしてくれていること。
私が欲しいと言っていたお菓子や飲み物を、意外と覚えていてくれること。
子どもたちとみんなで楽しめるテレビ番組を探してくれていること。
同時に「トイレのドア、いつも開けっぱなしでイヤだなぁ…」というマイナスが見えることもありますが笑
それでもいつの間にか私が目に留めなくなった、夫の優しさやマメさなどの魅力を改めて感じることが多くあるんですね。
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繰り返しになりますが、人は喜びの感情に慣れると自然に不満を見つけやすくなる生き物です。
長く一緒にいる人ほど、当たり前の中に埋もれてしまったことを意識的に見ることで、関係性に風を通して心地よく居られるように思います。 あなたが大切な人との日常に、たくさんの幸せを感じられますように。
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