※こちらは、カウンセリングサービスのアメーバーブログ『恋と仕事の心理学』に執筆した記事の転載になります。
一緒にいると楽しかったはずなのに、いつの間にか気を使うようになってしまった…。
いつもパートナーが安心できない人になってしまう。
そんなことってありませんか。
なぜ、気が合うと思ってお付き合いした人にこんなに気を使って疲れてしまうのか?という解説と「気疲れする私」卒業するための方法について書いてみました。
お付き合いの前と後で変わること
関係性が変われば感情も変化する
誰かと出会って始めに「いいな」って思うとき、関係が始まっていないので相手との間には「守りたいもの」はありません。
守るものがないという状態には良い意味での気軽さがあり、ただ素直に「楽しいな、素敵な人だな」と、良い感情を感じていられるんですね。
そしてお互いの「いいな」がマッチするとお付き合いが成立するわけですが、これは嬉しい反面「守りたいもの」ができた状態でもあり、失う恐れとセットになりやすいのです。
大好きな人と両思いになれたという喜びや安心感だけでなく、「この関係を長く続けたい」とか「相手に失望させたくない」など、今までとは違う繊細な感情が生まれます。
気を使ってしまうのは、それだけ大切だから
パートナーが大好きなほど相手を大切にしたいし、良い関係を続けたいって望むと思います。
「付き合う前よりも気を使ってしまう」ということがあっても、それは自然な心理だともいえるんですね。
ですから「好きな人に我慢するのは自分に自信がないから」「相手を信頼できていないから」と、自分の不足のように捉えてしまわないでほしいなって感じます。
「私はものすごく、この関係を大切にしたいと感じているんだ。こんなに大切にできるものを持っているんだ」という素晴らしさにも目を向けてみると、少し気持ちが楽になるのではないでしょうか。
大切な人への遠慮や気疲れを手放すために
とはいえ、パートナーとの時間はできるだけ心地よく楽しく過ごせる方が幸せですよね。
気を使って疲れる恋愛を手放すためのマインドやアプローチをご紹介します。
価値観の違いはあってもいい
お付き合いが始まって物理的・心理的に距離が縮まれば、それまで気づかなかった一面や価値観の違いも出てくるのは自然なことです。
あなたが「ここは合わない」と感じるかもしれないし、パートナーがあなたに対してそう感じることもあるはずです。
パートナーに「失望させたくない、嫌われたくない」と思うあまり、価値観の違いを「いけないこと」のように感じてしまっていないでしょうか。
どこまでも2人の価値観が合えば楽ちんですが、お互い違う環境で育ち「当たり前」の感覚も違う別の人間なんですよね。
価値観の違いはあって当たり前、それを擦り合わせてゆくことで2人の関係性の形が作られるのも、恋愛や夫婦関係の素敵な要素です。
また、あなたはパートナーに自分とは違う価値観があったら、すぐに気持ちが冷めたりするでしょうか。
驚くことはあるかもしれませんが価値観の相違よりも、違いが見えたときにどんな対応をしてくれるかの方が、その後の関係性にとって大切ではないでしょうか。
どちらが良い悪いではなく「違いがあって当たり前、不便があるならストレスのないやり方を見つけよう」そんな意識があると楽に過ごせるかもしれません。
罪悪感が減ると伝えられることが増える
罪悪感というのは「自分は良くないものだ」という意識ですが、誰でも多かれ少なかれ持っていて、心の距離の近い相手に対してはこの感情が出やすいのです。
投影という心の作用で、心の中で自分をダメ出しすると「パートナーも私のことをダメだと思うのではないか」という恐れが作られて、必要以上に良い人でいなければ…と感じて遠慮や我慢につながります。
パートナーに気を使ってしんどいときには「私は私のことをどんな存在だと思っているかな?」そんなふうに、自分自身に目を向けてあげることも大切です。
もし、自分のことを「良くないものだ」と感じる気持ちが出てきたら、それを消そうとせずに「どうしてそんなふうに感じるの?」と、深く寄り添ってあげることで、自己理解が進んで罪悪感の手放しにつながります。
心への寄り添いや深掘りが1人では難しいときには、ぜひカウンセラーも活用してみてくださいね。
心の中の罪悪感が減ると「良い人でいなければ」という投影からの恐れが緩み、相手に自分の気持ちやニーズを伝えやすくなります。
気を使わなくなると魅力が見えやすくなる
パートナーに遠慮してしまう人の中には「私が気を使わなくなったら関係がうまくいかなくなるのでは…」と考える人も少なくありません。
ですが、おそらくそんなことはなく、きっと「2人の楽しい時間が増えるだけ」の可能性が高いのです。
もともとあなたのパートナーは、お付き合いする前の自然なあなたを「いいな」と感じて選んだのですから^^
遠慮や我慢をしなくても、パートナーがあなたに感じた魅力は、ちゃんとあなたの中にあります。
ですが、気を使って緊張が強くなることで、本来その人が持つ良さが隠れてしまう…なんていうこともおこります。
どうか、パートナーが惹かれたあなたの本当の魅力を、小さく扱わないでくださいね。
大切な人との関係は、遠慮や我慢で続くのではなく自分が心地よい自分でいることで、うまくいきますからね。
あなたが大好きな人と、自然体で楽しく過ごせますように。
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