もっと自分の感情をきちんとコントロールできたら楽なのに…
そんなふうに感じることはありませんか?
怒りや悔しさがおさまらない
不安がずっと付きまとって楽しめない
失敗を反芻して切り替えられない……
このような嫌な感情が減ったら、それだけで毎日が楽しくなりそうです。
とはいえ「感情」そのものは、実はコントロールすることがとても困難です。
感情は自然に生まれるものなので、感じないように抑え込むことはある程度できますが、あくまでも抑え込むだけ。
抑圧されたネガティブ感情は蓄積して、どこかで爆発してしまうかもしれません。
もしくは引き篭もりの怒りとなって自分や人への不信感を生み対人関係を困難にすることも。
ですから、本当の意味で感情をコントロールするというのは抑え込んで我慢することではなく、嫌な感情そのものを生まれにくくすることなんです。
では、一体どうすればよいのでしょう。
感情の元になるのは「考え方」
人の感情は、自分の外側で起こることを「どんなふうに考えるか」によって変わります。
たとえば。
「職場でミスを注意された」とき。
Aさんは「そうか、次からは気をつけよう」と考えました。
Bさんは「こんなこともできない自分はダメ人間だ…」と考えました。
あきらかにBさんの方が、感じる感情はつらそうですよね。
同じ出来事でも「どう捉えてどう考えるか」ということが変わると、感情が変わります。
つまり考え方が変われば、結果的に嫌な感情も生まれにくくなるということ。
生まれてしまったつらい感情を無理に抑えるよりも、つらい感情につながらないよう自分を助ける考え方を手に入れること。
その方が、自分にやさしく理にかなった方法なのです。
考え方は性格だから変わらない?
とはいえ慣れ親しんだ考え方は性格や常識として自分の中に深く染み込んでいることも多く、簡単には変わりません。
で、ですね。
慣れ親しんだ考え方を変えるためにいちばん必要なことは、まずは変えたい・変わりたいという「意欲」なんです。
え…意欲??今更そんなこと?って思いました?笑
そう思う人も多いかもしれません。私もそう思っていました。
少し私の実例をお話させてくださいね。
私自身はずっと
「人目や評価が気になってつらい・窮屈」
「不安が強すぎて気持ちが落ち着かない」
といった感じたくない感情がありました。
(あ、今でもありますがw)
ただ、何とかしたいとは願いながらも「でも私は気にしやすい性格だから仕方ない」とも思い続けていました。
「私の性格や思考が変わるわけない」
「細やかな性格が私の良さでもあるから」
「あの人みたいに図々しいのは恥ずかしいし」
そんなふうに、思考や捉え方を本気で変えようとはしていなかったんですね。
けれど思考が感情を作るという事実を知ってから、自分に起こる状況を私がどう捉えて思考して、どんな感情を感じて、その結果どんな行動を取っているかを記録して改めて眺めてみたんです。
すると、いつもつらい感情を感じて何とかしたいと思いつつ、実際には「何もせずそのままやり過ごす」という行動を繰り返していました。
自分の思考や考え方は私にとって常識のようなもので、変えられる対象ではないと思っていたからです。
そして生まれた感情の方を、何とか変えようとか抑えようとしていたわけですが、やはりこのやり方で楽にはなれませんでした。
「自分を楽にする考え方を本気で探そう」と方向転換してからは、1つひとつの嫌な感情の元になる思考を見つけて、書き換えるという試行錯誤です。
自分が本当に楽になれて且つ「腑に落ちる」新しい考え方を地道に探しました。
そうしていくうちに、少しづつですが生まれる感情のしんどさも変化が現れました。
「この状況、前はもっとしんどくなっていたな…」そう感じられることがぽつぽつ増えてきたんですね。
自分を納得させる考えの見つけ方
感情というのは聞き分けのない子どものような存在で、だからこそ本気で納得させる理屈というのは意外に難しいものです。
付け焼き刃の誰かの言葉ではなく「本当に自分の腑に落ちる言葉」を試行錯誤で見つけることが必要になります。
世の中のみんなが「〇ぬこと以外はかすり傷」って心から思えたら悩みは一瞬でなくなりますが、心がそう思い込めないから人の悩みは消えないんですよね^^;
この考え方なら本当に信じられる。
自分の新しい常識として採用できる。
嘘くさいと思わずに納得できる。
そんな、自分を守ってくれるお守りのような新しい考え方を試行錯誤で見つけるのです。
ですから、少し時間を掛けて取り組む必要があるかもしれません。
どんな言葉がしっくりくるかは人によって違います。
それは、1人ひとり経験してきたことが違うからです。
今までの自分の感覚や成功体験を掘り起こすことも効果的ですし、今まで出会ったビジョンになるような人が、どんな考え方をしているのか参考にしてもいいかもしれません。
本やネットで人の言葉から探すのではなく、自分自身を深堀りする方が見つけやすいと感じます。
そして、1人で抱え込むよりも伴奏者がいるとスムーズです。
このことを、先ほどのAさんとBさんの例に当てはめてみます。
もしもBさんが自身の人生を棚卸しすることで「自分はダメ人間だ」という思考を変える根拠が見つかったとしたら。
Aさんのような考えでなくとも、例えば「確かに自分はミスが多い。どうしたら減るか考えてみよう」と思えたら、それは注意をされる度に「自分はダメ人間だ」と自己否定を続けるより、はるかに楽になるはずです。
観念→思考→感情の構造について
最後に、このお話を図でまとめてみます。

このように、感情を作るのは思考や捉え方、そして思考を作るのは観念です。
そして観念の多くは今までの人生での経験によってつくられます。
もしあなたが今まで、考え方や認識はそのまま、感情を何とかコントロールしようとしたならば。
どんな思考がそのつらい感情を作っているのかを探してみてくださいね。
それを自分にとってやさしい考え方に修正することで、生まれる感情は必ず変わってきますから。
また、思考の根っこにある観念があまりに自分にとってつらいものだとしたら、思考だけでなくそのおおもとの誤解を解く必要があります。(自分は人に嫌われる、邪魔な存在だ、何をやっても失敗する…など)
このような作業に取り組むときには、認知行動療法の書籍などが参考になるかと思います。
けれど自分を苦しめる頑固な思考や観念を変化させることは、1人で続けるのは大きな負担となります。
ぜひ専門家と一緒に取り組むことをご検討くださいね。
このお話が、あなたを助けてくれる「お守り」になる考え方を見つける参考になれば幸いです。
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