夫が見下してくる時の心理的な対処法を解説します

夫婦の心理学

夫に対して「見下されている」って感じたことのある方、どのくらいいらっしゃいますでしょうか。
(実は、私はけっこうありました…)

「見下された」という認識って、「自分が相手よりも下に見られている」とか「蔑ろにされた、大切にされていない」などと感じる時に浮かぶ言葉かと思います。

もちろん腹立たしくて不愉快なんですが、パートナーである夫にそんな気持ちを持つのって、何だか切ないな…なんて感じたりも。

夫に「見下された」と感じてイライラしたり傷ついてしまう方のお役に立てましたら幸いです。

※このコラムは、ご自身の捉え方を変えることで気持ちが楽になる方法のご提案です。
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「夫に見下された」と思う気持ちの正体

「見下された」と感じるとき、相手に何かされたという“被害者”の気持ちがあるかもしれません。
ですが実はこれは「私自身が見下されたと認定した」と言い換えることもできたりします。
つまり、相手の言い方にも問題はあるとは思うのですが、この不愉快な感情を生み出しているのは「見下された認定をした自分自身」ともいえるんですね。(ちょっと嫌なお話ですが…)

ですから、この感情を深掘りすることで、自分自身の嫌な気持ちからは逃れる方法があるのです。
(ひどいモラハラなど、状況によっては夫婦関係の根本的な見直しが必要な場合もあります)

例えば私の例で恐縮ですが、こんな時に夫に見下されたと感じてイラっと感じてました。
・私が大切にしているものをバカにするような言葉を聞いたとき
・「女の人は●●でしょ」などと、決めつけのような分析を聞いたとき

他にも人それぞれ色々なシチュエーションがあるかと思います。

そして多くの人は、見下されたと不愉快に感じるとき「自分自身や自分の大切なことを雑に扱われた」という傷付きや悔しさ、何だかみじめな気持ちがあるのかな、と思うのです。

ですがこのような気持ちは大抵感じたくはないですから、瞬時に「相手が自分を見下している」という、相手にすべて非があるような表現に変換してしまう、ということはないでしょうか。
(もちろこれが“悪い”というわけではないのです)

「夫に見下された」と思う、その下にある感情

そこに見たくない感情はありませんか?

では実際は目の前の夫は自分の妻を、下に見ようとか雑に扱おうと考えているのでしょうか。

なかには、相手を少し落とす発言で自分の優位を感じたい、という人もいるのかもしれません。
もしくは、無意識の思い込みのような価値観を持つ人もいるかもしれません。

ですが本来は夫婦関係には上も下もなく、「見下される立場の人」は存在しません
極端な話、相手がどんな態度でも受け取る側は「見下された」と嫌な気持ちにならなくても良いのです。

※とはいえ相手を尊重する言葉を選ぶことは大切で、すべてが捉え方のせいではありません。
夫さんの認知や言動に問題がある場合も、まず自分の捉え方を変えることで状況を良くできる可能性があります。

それでも気持ちが反応して不愉快になるのはなぜでしょう。
見下されたと思う気持ちを、ちょっと深掘りしてみると…。
その下には自分自身の「認めたくない感情」が隠れてはいないでしょうか。

私の中にあった見たくない感情は…

またまた私の例で恐縮ですが、心の中ではこんなことが起きていました。
①夫の言葉で、私の心の奥の自信を持てない部分が刺激された
②受け流せない程度には自分も気にしているけど、それは認めたくない
③「相手が私を見下すからいけないんだ」という相手の問題にすり替えてしまう

そして、私が夫の言葉に対して感じた嫌な気分の中身は、
・本当は、自分の大切なものに自信が持てていない…という負い目
・「決めつけだけど夫の言うこと、結構当たってるかも…」という劣等感
このようなことが、私が自分では認めたくない感情だったようです。

ここで私は「あ〜、こう反応しちゃうくらい嫌な感情が刺激されたんだ」とは当然思わず「夫に見下されて気分が悪い。最低!」と思ったんですね。

もし私になんの負い目も引け目もなければ、こんなに嫌な気持ちにはならないかと思うのです。
(繰り返しですが、相手を尊重する言葉を使うことも大切です)

さらに、見下されたという意識は「上にみる・下にみる」という上下関係の意識でもあります。
私は夫に対して「こいつに見下されてなるものか!」という競争意識も持っていたようです。

「夫に見下された」と思う時は、自分が変化するきっかけかも?

もちろん夫が、もっと相手を尊重した態度で接してくれれば問題は起こらないのでしょう。

ですが、見下されたって感じた時「なんで私はこんなに怒ったり傷つくのだろう?」と、自分自身の感情として捉えると少し違うものが見えてこないでしょうか。

「あ、今見下された気がした。これは何に反応してるんだろう?」
そんなふうに深掘りしてみると実は、自分が大切に思っているものに気づき、自信を持つきっかけにもなり得るんです。

どうでもいいと思っていることに関しては、パートナーの言葉に「見下された」という不愉快な気持ちにはなりません。

一般的に、距離が近い夫婦という関係性では、依存心(わかってほしい、自分の思うように振る舞ってほしいという気持ち)が出やすい傾向があります。

ですから職場や友人との関係よりも、夫に対しての「見下された(=夫なのにちゃんと私を尊重してくれない)」という気持ちは、しんどく感じることがあるかもしれません。
(でもそれが、夫には大切に扱ってほしいという親密な気持ちの裏返しでもあるのですが…)

心のどこかで「もっと大切にしたい、自信を持ちたい」「パートナーにも大切に扱ってほしい」
そのような気持ちがあるからこそ、雑に扱われると感情が反応するのではないでしょうか。

最後に

「夫に見下された」という嫌な気持ちを感じた時。
それは、大切なものにあらためて気付き、自信を持つきっかけ。
そう考えるとほんの少し、悪くない感情にも思えないでしょうか。

お互いに相手を尊重できて、良い気分でいられる関係性に越したことはありません。
けれど自分自身の不快な感情は、相手の言動とは切り離して見つめると学びになることも、たくさんあったりします。

相手が悪い!と嫌な気分のままでいることは、悪くはないけれどもったいないと思うんですね。
この不愉快な感情が教えてくれることを有効に使っていただけたら幸いです。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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