愛の省エネ化に気づいちゃった話

泉の日記帳

※こちらは、カウンセリングサービスのアメーバーブログ『恋と仕事の心理学』に執筆した記事の転載になります。

パートナーと長く一緒にいるうちに、つい相手にかけるエネルギーが減っていた…そんなことってないでしょうか。
今回は、私が「省エネの愛し方になってたな…」と気づいたときのお話です。

誕生日祝いのモヤモヤ

少し前に、夫が50歳の誕生日を迎えました。

半世紀生きた記念のお誕生日、始めは「いつもより盛大にお祝いしよう!」と意気込み「何が食べたい?何が欲しい?」なんてノリノリでリサーチを進めていたんです。

けれど夫の答えは「欲しいものは特に浮かばなくて、友達とかみんなにお祝いしてほしい気がする…」と。
この瞬間、ちょっと「えーーー?」」って思いました。

私はこの言葉を「家族だけのお祝いじゃつまらない」って言われたように感じたんです。
(もちろん本人はそんなつもりじゃないのですが…)
しかも友達って、誰に?私がそのお願いをするの?など、とたんに面倒にも感じてしまい…。

さらにこの時期、毎年恒例の仲間内のお花見の日程もなかなか決まらず、他の人に声をかけるにも、日程も決められない状態でした。
何だかすご〜くモヤモヤして私のやる気はダダ下がり、何ならちょっと夫にイライラしてもいました。

いじけている自分に気づく

「あーー、もう。どうしようかなー。この状態じゃ何にもできないじゃん」
そんな煮え切らない気持ちで数日を過ごしたのですが、あるときふっと気づいたんです。

「あれ? 私、思うように進まなくていじけてる??」って。

私は夫に、私の期待通り「あれが食べたくてこれが欲しい♪」って言ってもらって準備をしたかったんですね。
私の中の「こんな感じで進めたい」っていう計画の形があったのです。
それが全然思い通りにいかなくて、しかも家族のお祝いだけでは足りないと言われ(たと思い込んで)、完全にいじけていたんです。

「思う通りの形で愛をあげられないなら、もう何もする気にはなりません!」って、超あっさりと諦めていました。

日頃の私は、カウンセリングでお客さまのお話を聴かせていただくときに、何とか理解したい、少しでもお役に立ちたい、そんな思いでいるのに、目の前のパートナーにはそのエネルギーをだいぶケチっているわ…。
そう気づいてしまったんですね。

さらに「友達にも祝われたい」と言われた瞬間から「どうせ私や家族が祝っても喜ばせられないんだ」という、無力感にもどっぷりと入り込んでいました。

本来の自分でエネルギーを使う楽しさ

けれど、実際は「友達にも」というリクエストは「そうじゃなきゃ嫌だ!」って言われたわけではありません。
だからそのリクエストはいったん保留で「あなたのお誕生日をお祝いしたい」という気持ちをまず行動に移すことはできます。
「友達にも」が叶わなくても、お誕生日を私と子どもたちからお祝いされることを、夫が喜ばないはずはないんです。

心って本当に自分次第で、そのことに気づいた途端、急にワクワクが戻ってきました。単純です笑
私はもともと人に喜んでもらうことやサプライズが大好きで、そのための準備が楽しい人間だった!ということも、久しぶりに思い出しました。

結局、友人とは都合が合わず、夫の50歳のお誕生日は彼の好きなお刺身とケーキを用意して、家族でのお祝いに。
クラッカーとHAPPY BIRTHDAYのお祝いメガネ&ハット(100均にあるお祝いグッズです)も用意して、子どもたちとハッピーバースデーを歌いました。

いつもの私ならメガネやハットは子どもにつけてもらうのですが、今年は私が付けてみたら、思いの外ウケて喜んでもらえて、結果として夫も私も楽しい、とっても温かいお誕生日を過ごすことができました。

「私が省エネモードで愛をケチったままこの日を迎えないで本当によかった!!」って思いました。
そして、本来のありたい自分で大切な人と関わることで、お互いにハッピーでいられることにも、改めて気づけたんですね。

あの、愛をケチってブチブチ心で文句を言ってた自分って、全然楽しくなかったですから…。

あなたとパートナーのために、省エネチェックのすすめ

パートナーと長く一緒にいたり忙しい日々が続くと、つい愛が省エネモードになってしまうこともあるかなって思います。
それは悪いことではなく、安心感があるからだし、毎日ガッツリとエネルギーをかけていては疲れてしまいます。
人の心の仕込みからも、常にあるものの価値には慣れてしまいやすいのです。

ただ、省エネモードがあまりに続くと、感じられる感情も平坦になって関係性から温かさや楽しさを感じにくくもなりがちです。

そして何よりも、人って本来は大切な人を愛したい生き物で、愛するエネルギーを出せるほど、受け取れる幸せも大きくなります。

ときには意識して愛情の省エネを解除してみると、きっと相手だけでなく自分のことも喜ばせることができますよ。

あなたがもっと楽しく自分らしく、ラブラブでいられることを応援しています♪

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