自分を今より甘やかしたら、ダメな人になってしまう気がします
そんなお声をいただくことがあります。
自分を甘やかす、自分に優しくする、自分を大切にする…。
そのような「ご自愛」につながる行動が苦手な人の多くは、自分を厳しく律することが当たり前になってて「もう少し優しくしてあげても…?」ってお伝えしたときに聞くのが、この冒頭の言葉です。
結論、自分に厳しい人が自分に甘くなっても、楽になるだけでダメになった方を見たことはありません。
もし、少しでも自分に「自分に優しい世界」に興味があったら、ぜひこの先を読んでみてくださいね。
自分に厳しい人と優しい人の世界、こんなに違う
「自分に優しく」という言葉の意味は理解していても、具体的にそれがどのような考え方や行動をさすのか?ってちょっと難しくないでしょうか。
・自分へのご褒美として、美味しいものやマッサージなどの「良い経験」をさせてあげる。
・疲れた、と感じたときにしっかりと休息をとらせてあげる
・何か失敗をしたときに、そんなこともあるよねって言ってあげる
人それぞれだと思うのですが、個人的には、自分の「こうしたい」「こう感じている」ということを否定せずに聞いてあげること、自分自身を「良い存在」として肯定的に扱ってあげることかなって感じています。
では逆に、自分に厳しい状態とは。
気持ちよりも状況や立場を優先したり、自分ではどうにもならないようなことを責めてしまったり、他の人にならかける優しい言葉を自分には一切かけない、理解を示さない…そんなことが当てはまるかもしれません。
このような自分への扱いの差が、実際の生活でどんなふうに現れるかというと、例えばこんな感じです。
1.失恋をしたとき
優しい→あの人とのお別れは悲しいけど、私ならきっともっといい人に出会える、と自分を受け止めてあげられる
厳しい→私がいけなかった、あんなことをしたから嫌われたんだ。こんな私は幸せになんかなれない、と自分を否定してしまう
2.仕事でミスをしたとき
優しい→ミスは良くない、次から同じことをしないようにこうしてみよう!ちょっと疲れているのかも…休んだ方がいいのかも
厳しい→こんなこともできないなんて!私ってどうしてダメなんだろう…。きっと他の人も失望している。こんな自分は最低だ
3.少しズレた発言をしたかもしれないとき
優しい→あれ?ちょっと空気を悪くしちゃったかな? 私の感覚とは違ったみたい、一言謝っておこうかな
厳しい→うわ、やっぱり私は空気を読めないダメな人なんだ!こんな私はどこに行っても受け入れられない…!
もちろん、どう感じるは人それぞれでは良い悪いはありません。
こう感じたから優しいとか厳しいとか、決まっているわけでもありません。
ただ、日常のなかでこのどちらに近い気持ちを感じるのか、その積み重なりで、しんどさ・生きやすさってかなり変わってくると思うんですね。
どうして自分に厳しい人ができあがるのか
生まれた時から自分に厳しい…なんていう赤ちゃんはいません。
養育者とかそれに近しい立場の人からぜんぶを受け入れられなかった、と感じて育ったことが影響していることが多いんですね。
・厳しいしつけや、批判的な言葉を何度もかけられた
・無条件の愛情よりも「条件つきの愛情(言うことを聞く時だけ親の機嫌が良いなど)」を与えられた
・のびのびとした感情表現を許されず、厳しく抑え込まれた
このような環境で育つと、いつの間にかそのような批判的な目が、自分のものとして染み込んでしまいます。
心理学では「内なる批判者」ともいわれていて、常に自分を厳しい目で監視して、否定的な言葉を投げつける自分が心にいる状態です。
この内なる批判者の声があまりに大きくなることで、
・完璧主義が強くなって苦しくなる
・自分への厳しさを人に投影して、過度に人目が気になってしまう
・「恥」の意識が強くなり自己表現の制限になる
などのことが起こります。
これは決して親のせいだって言いたいわけではないんです。
ただ、どうしても小さい頃の環境って私たちの意識には影響します。
子どもの頃の親は世界のすべて、その親から受け取ったと感じるものは今の自分の価値基準になりやすいです。
とはいえ、じゃあそれが変えられないかというと、そんなことはなくて。
まずは「私は事情があって自分に厳しいらしいぞ」って気づくこと、それを「変えていきたいな、自分に優しい世界が欲しいな」って望むことで、変化していけるものなんですね。
自分に優しい世界を感じてみませんか?
自分に厳しい人は、基本的に今の自分を認めることが苦手で「これが出来たら認めてあげよう」と思いがちです。
心当たり、ないでしょうか(私はたくさんやってましたし、今もついそう思ってしまいます^^;)
だけどそういうときは実際に目標を達成できても、ほんの少し喜びや安心を許せるだけ…ということも多いんです。
なぜかというと今の自分を認められないとき、「手放しで喜ぶこと」「自分に良い気分を感じさせること」を意識の深いところで自分に許していません。
だから、盛大に喜べない理由をどこからでも持ってこようとしてしまいます。
これは達成できたけど、ここはダメだった…とか、これはできたけど、もっとこうできるな…とか。
例えば90点のテストを見せて「100点じゃないね」っていつも親に言われたら、「90点でも褒めてよ!」って思わないでしょうか。
同じことをずっと自分に言い続けているとしたら、けっこう辛辣だと思うのですね。
だからまず、スタートは今の自分を労ったり優しい言葉を掛けてあげることからです。
今、何かに苦しんでいるとしたら、それは何かを頑張っていたりこうなりたいっていう向上心があるからです。
そんなあなた自身に、大切な人にかけるような言葉を掛けてあげてくださいね。
とはいえ、どうしても人って自分に厳しくなりがちなので「信頼する人と話してその人から言葉をもらう」ということも効果的です。
(ここで敢えて厳しい人を選ぶのは逆効果なので、人選は大切です!)
実際、私自身は自分を評価することがとても苦手だった(今でもですが)ので、他の人からたくさんの優しくて肯定的な言葉をもらうことで、少しづつ自分の中にインストールできてきたと感じています。
「内なる批判者」が緩まると、心地よさ・楽しさ・自分への信頼、そんな感覚が増えて日常に劇的な変化はなくても世界は変わります。
もともと自分に厳しい人が自分に甘くなっても、楽になるだけでダメにはならないんですよ!
自分に優しくのびのびできることは、エネルギーの無駄使いを減らして自分を生かすことにもつながります。
誰かの役に立ちたいと願っている方にこそ、ぜひ取り入れて欲しいなって願っています。
最後までお読みいただきありがとうございました^^
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