パートナーが欲しくてマッチングアプリを使ってるけど、全然いい人に出会えません
カウンセリングのなかでも伺うお話です。
一方、マッチングアプリで出会ったパートナーと幸せに過ごしている人もいます。
パートナーが見つかる人・うまくいかない人の違いは、どんなところにあるのでしょうか。
良いご縁を引き寄せて幸せに繋げる、心の本質についてのお話です。
マッチングアプリで「出会いやすい」マインド
アプリで出会いを求めるときに大切なこと
まずおさえておきたい大前提は、アプリの向こう側にいるお相手1人ひとりは、あなたと同じ1人の人間だということです。
ですから、まずはあなたが「こんな人だったら一緒に過ごしたい」と感じる人の振る舞いや心持ちを率先する姿勢が、良縁への近道になります。
マッチングアプリはあくまでご縁の分母を増やすツールで、マッチングの先にあるのは生身の人間同士の恋愛関係です。
リアルの人間関係と同じように、相手を尊重して「ご縁があればあなたと幸せになりたいです」という思いが見える誠実な人。
そんな人には類友のように同じ波長を持つ人が引き寄せられることが多いのです。
「私は、今の自分のような人とパートナーシップを持ちたいか」
「私はパートナーを幸せにすることができると感じているか」
この意識はアプリに関わらず、幸せなパートナーシップを求めるときに、とても大切な自分への問いかけです。
マッチングアプリをどう見ているか
出会いを探している人のなかには「マッチングアプリなんて…」とアプリへの否定的な意識を持っている人も少なからずいます。
ですが、もしアプリで出会いを求めるならば、アプリへの否定感は良い結果を遠ざけます。
そのような気持ちがあると、アプリで出会う人たちに対しても無意識に「否定的な眼差し」からのスタートになります。
「たいした人はいないだろうけど…」という眼差して相手を見ていると、実際に出会いがあっても「この人はないわ～」って早々に見限ってしまうことが増えるんですね。
ドライすぎるというか、もう少し深く見たら気づくかもしれない、長所や魅力を見ないまま離れる…ということも多くなってしまうのです。
普通に暮らしていたら出会えない人と繋がれて、一生のパートナーが見つかるかもしれない。
これは、少し前には考えられなかった素晴らしい可能性でもあると思うんですね。
そもそも、恋愛に対するマインドブロックがないか
重ねてになりますが、マッチングアプリはあくまで出会いの母数を増やすツールです。
ですから、現実の恋愛関係は苦手だけどアプリならうまくいく…ということは起こりづらく、あなた自身が人や異性に対して何かネガティブなイメージがあるとしたら、それは個人の課題としてクリーニングすることをおすすめしたいのですね。
過去の恋愛やさらに遡って親子関係などから、心の中に「人と深く関わることへの恐れ」があると、心の防衛機能から「人を好きになる」「人に心を開く」ということにブロックがかかります。
「人と深く関わること=傷つくこと」という観念は、無意識的に「惚れない理由」をつくるため、出会いの母数を増やしても結果に繋がらない…ということが起きたりします。（いつも出会う人の粗ばかり見えてしまう…という人は要注意です）
そしてうまくいかないことが続くと自己評価も下がってしまい、心が弱りやすくなります。
アプリで出会いの数を増やすことと並行して、恋愛の壁になる心のブロックを緩めることが近道になることも多いのです。
マッチングアプリで「ご縁を繋げやすい」マインド
相手の魅力をどれだけ見つけられるか
マッチングアプリのメリットは、多くの人と出会えることや、ある程度条件を絞ってマッチングできることです。
ですがもちろんデメリットもあって「実際に会うまでどんな人かが分かりづらい」とか「相手の人間関係や私生活が見えづらい」とか、素性（？）が見えるまでに少し時間がかかるかもしれません。
そのとき、あなた自身の感覚を信じることはもちろん大事なのですが、ちょっと違うなって感じたときに「失敗だった～」で片付けるのは、実はもったいないことでもあります。
その方と食事などで数時間過ごすならその時間だけは、できる限り目の前の人の魅力を探すことをおすすめしたいのですね。
そのうえで、最終的に「パートナーにはなれないな」でも、もちろん構わないのです。
それはなぜかというと、ご縁を使い捨てにする意識を癖にしないためです。
「もうこの人とは２度と合わないし」「また次を探せばいいし」という意識をあまり早い段階で持つと、相手のことを理解しようという誠実さから離れ、人の本質の魅力を見る目が弱くなってしまいます。
魅力や長所のない人って、決していないんです。
相手の良さを見て誠実に理解しようとする人、早々に価値観の違いを「ないわー」とジャッジする人、どちらの人と長く良い関係を築けそうか…そんなふうに考えてみるとわかりいやすいかもしれません。
人の魅力を見ることが上手な人の前には、不思議と同じように「魅力を見てくれる人」が現れやすいのです。
そしてパートナが見つかったあとも、1人の人と幸せな関係を続けるためには、相手を理解したり長所を見る眼差しは不可欠になります。
「相手を通して見える自分」に向き合う
もし、実際に会ってみたけれど続かない、という結果が繰り返される場合。
そんなときは「理想のパートナー」のストライクゾーンが狭くなっているのかもしれません。
例えば「時間にルーズなとこが嫌」「ちょっと身勝手な気がする」「デリカシーがない」
そのような理由で次につながらなかったとしたら。
誰かの言動や価値観を「いやだ」と感じるとき、世間的な常識とは別に感情面の理由があるのです。
嫌だと感じた感覚を「当たり前」だと思わず、「どうして自分はそう感じるのだろう？」と自分への深掘りにつなげることで、気づかなかった心のクセに出会うこともあります。
例えば、時間にルーズなのが嫌だと感じた場合、「時間に遅れられると雑に扱われた感じがして傷つく」という感情があるかもしれません。
その感情を理解して、相手を責めずに伝えてコミュニケーションできたとしたら、関係性が良いものに変わる可能性もあります。
「なぜ自分は受け入れ難いと感じたのか」「相手と自分の普通は違うのかもしれない」
そんなふうに、あなた自身の感情や感覚を深く理解してコミュニケーションすることで、「価値観の違い」は埋まりやすくなります。
自分で理解できていない感情を相手とコミュニケーションすることはできませんから、どうしても「なんか嫌」「なんか合わない」と感じて終了してしまうということが多くなるんですね。
また、パートナーへの条件が厳しい人ほど「これだけの条件を満たす人でなければ自分は幸せになれない」という、恐れや自分への不足感情が強いともいえます。
人と深く関わることの恐れが強いほど、自分が傷つかないために針の穴のような条件をクリアするパートナーを探そうともしがちです。
（その条件を満たした相手なら傷つかない、という保証はないのですが……）
お相手を「自分の心を映してくれる鏡」として見てみると、得られるものは思いの外たくさんあるものです。
「マッチングアプリ疲れ」を超えるマインド
心を喜ばせることが力になる
マッチングアプリを頑張っているけど、もう疲れてしまった。頑張る意味がわからなくなってしまった。
そんなお声もちらほら伺うことがあります。
そんなときには願いのもとに繋がりなおすことをおすすめしています。
パートナー探しに限ったことではないのですが、人は頑張っても成果の出ないときには疲労感や無意味感を感じやすいんですね。
始めは幸せが欲しくてスタートしたことでも、成果を感じられないことが続けば、疲れるしうんざりもします。
心が疲れると、つい自分のダメなところを探し始めたり、周りの人と比べて落ち込んだりしがちです。
そんなときにはどうか、「どんな未来が欲しいと思ったの？」と、あなたの願いや欲しかった感情を、もう一度はっきりと思い浮かべてみてくださいね。
（心を動かすには「状況」ではなくて「感じたい感情」を明確に感じることがポイントです）
疲弊しながら自分に鞭打って続けるパートナー探しは、良い結果をもたらしてはくれません。
「ワクワクできる未来」を妄想して心を喜ばせてあげることが、アプリ疲れを超える力をくれますからね。
願いを叶える自分へのコミットメント
マッチングアプリを使いながらも、心では「パートナーなんて見つからないかも…」そんな気持ちがありませんか？
不安になることは悪いことではないのですが、そう感じながら行動し続けると心が疲弊しやすいんですね。
世の中にあなたとパートナーになる人は、必ず存在します。
「パートナーができない星のもとに生まれた」という人はいないのです。
ですが「自分はパートナーに出会える」というコミットメントの強さは、結果に影響するように感じます。（どこかのCMのようですが）
実際に私の周りで、アプリでパートナーと出会って幸せになった友人は「この1年だけ頑張ってダメなら辞めよう」と決めたり、自分の良さが伝わるように丁寧に写真を準備したりと、成功へのコミットメントが強い人でした。
コミットには「期待してダメだったらどうしよう……」という恐れが付き纏います。
ですが、人は期待が薄いことへのモチベーションは上がらない生き物でもあるんですね。
「自分が幸せになれないはずはない」
あなたの幸せや成功を、誰よりも“あなた自身が”信じてあげてくださいね。
最後に
マッチンングアプリで大切なことは、リアルの人間関係や恋愛と何も変わりません。
そして、あなたの本当の願いが“パートナーと長く幸せに過ごすこと”ならば、それは小手先のテクニックでは得られないものです。
あなたが「こんな人と出会って幸せになりたい」と感じる人に、あなた自身がなることで必ず良いご縁に繋がります。
そして「相手を幸せにできる自分」を強く感じるほど、出会う人に安心感を与えて良い関係を築けます。
ここに書いたことはすべて心の在り方です。
けれど目標に取り組むとき、いつも心が良い状態でいることはなかなか難しいことだとも感じます。
1人で頑張り続けてしんどくなったときには、無理せず信頼できる人に頼ってほしいと思いますし、私でよければ、あなたの幸せをぜひ応援させてくださいね。
この記事が、あなたの素敵な出会いのお役に立てたら、とっても嬉しく思います。
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