「なんであんなこと言っちゃったんだろう?」が教えてくれること

じぶんを見つめる心理学

※こちらは、カウンセリングサービスのアメーバーブログ『恋と仕事の心理学』に執筆した記事の転載になります。

パートナーとは仲良くしたいのに、どうしてあんなことを言っちゃたんだろう…
そんなふうに落ち込むこと、ありませんか?

 

どんなことも、言葉になるにはわけがある

どうしてあんなことを…と感じるとき、あなたのなかには何かコントロールできない感情があるということです。

自分の「こうありたい自分」でいられないことはしんどいですよね。
何度も繰り返すと、自己嫌悪が出てきたりもします。

ただ「言葉に出る」ということには、必ず何か理由があるんですね。

「あんなこと言っちゃうなんてー!私のバカバカ!!」
「私はやっぱりダメなんだ」
そんなふうに、自分を責めて終わりにしてはいないでしょうか。

言葉にしたことで、パートナーを怒らせたり傷つけてしまったかもしません。
相手にとっては、言われたくない言葉だったかもしれません。

けれど、もしかしたら、あなたにとっては必要なことだったのかも…?
あなたの心は、ずっとそう言いたかったのかも…?

少しだけ、そんなふうに考えてみると、見えてくる気持ちがないでしょうか。

気づかないうちにたくさん我慢をしていませんか。
ものわかりの良い女でいたいって、本音を飲み込んでいませんか。
こんなこと言ったら嫌われるかも…って遠慮していませんか。
忘れたいのに、心に引っかかっている恨みや怒りがありませんか。

なんであんなこと…と自分を悪者にすることを、一旦横に置いてみてほしいのです。

 

思いがけない言葉が教えてくれること

「どうしてあの言葉が出たのだろう?」
そんなふうに、責めるのではなく疑問として考えてみると。
どんなことが浮かぶでしょうか。

普段は当たり前に抑えているけれど、本当は言いたいことやわかってほしいことが出てはこないでしょうか。

感情を遠慮していると、人の心はその状態に慣れてしまいます。
長く感情表現を遠慮していると、意識では「そんなことは感じていません」と認識したりもします。

ですが、我慢したりギュッと抑えた込んだ感情が、なくなることはないんですよね。

 

深いところに潜っている本当の気持ち

もし「心を探ってみたけれど、やっぱりわからない」という場合。

望まない言葉が口をついて出た理由は、意識できないくらい心の深いところにあるのかもしれません。
繰り返しになりますが、理由がなく言葉が出るということはないんですね。

人が自分で理解できている意識(顕在意識)は、たった3%、
のこりの97%は、自分では意識できずに潜っている部分(潜在意識や無意識)といわれています。

この97%にあるのは、普段は意識しないような感情、忘れたと思っている記憶です。
(実際に目で見えるものではないのですが、過去の様々なデータなどから、そのように推測されています)

心の深い部分は「感情・感覚」なので、頭で考えると理屈が通っていないような思いがあったりもします。
(この部分を見つけて癒してゆくことも、カウンセリングでできることです)

考えても口にした理由が見つからない言葉、こんなこと言うはずじゃなかったのに…という言葉ほど、心の奥に潜っている感情だった、ということもあるんです。

 

「なんであんなこと…」は自分の心に気づくチャンス

本当は寂しいけれど、こんなこと言ったら困らせる、とか
もっとわかりやすく愛してほしいけど言っても伝わらない、とか
一度は許したけどやっぱり許せない、とか
理性で抑えている感情は小さな我慢になって、積もり積もることも多いものです。

こんなことを言ったら嫌われる、傷つける、怒らせてしまう。

そう感じることで、いつの間にかパートナーの心を優先しすぎていませんか?
あなたの感じたことや、わかってほしいことを心の奥に閉じ込めてはいませんか?

相手を思う気持ちから自分の心を脇に置き続けて、ないものとして扱ってはいませんか?

感情は長らく抑えるほど、どこかでコントロールができなくなります。
それは、ときに気持ちの不安定さとして顔を出すこともあります。

だから、パートナーへの感情がコントロールできないときほど、怖がったり自分を責めるのではなくて、ちゃんと聞いてあげてほしいんです。

私はどんなことを感じているの?
私、何をわかって欲しかったのかな?って。

1人では迷子になってしまう、受け止めることが怖い、そんなときはぜひ一緒に取り組ませてくださいね。

あなたの大切な思いは、口をついて出た言葉ではなく、パートナーの受け取りやすい表現に変換して伝えられると、愛情やコミュニケーションが深まるきっかけにもなります。

あなた自身から出る言葉には、どんなことにも理由や事情があります。
その言葉を発するに至る感情が、必ずあります。

ですから「なんであんなこと…」と思うような言葉を言ってしまったときには。
それを自分を責める材料にはせず、蓋をされた感情を理解するきっかけにしていただけたらな、と願っています。

どうか、あなたの大切な気持ちを、見つけてあげられますように。

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