※こちらは、カウンセリングサービスのアメーバーブログ『恋と仕事の心理学』に執筆した記事の転載になります。
普段は明るい楽しいキャラで、気になる人にもそういう人だと思われる。
だからパートナーになっても「きっとこの人は重くない私が好きなんだろうな」と感じてサバサバした私でいるけど、自分が無理をしているような気がするーー。
そんなときは2人の関係を育てるために、もう少し「本当のあなた」を表現してもいいのかもしれません。
男性は機嫌の良い女性が好き…だけど
「明るい女性が好き、感情的な女性は苦手」
そう感じるの男性の多くは、女性のネガティブな感情をどう扱って良いかわからない、と感じているようです。(うちの夫もこのタイプです)
だから、できればそういう感情よりも楽しく笑っていて欲しいって望むんですね。
けれど実際に、パートナーにはいつも安定して明るく朗らかにいられる女性って、ちょっと無理がありませんか…?
パートナーシップは人間関係のなかでも最も深い感情のつながりで、いろいろな感情を感じるのは自然なこと。
だから、
連絡がないと凹んだり不安になる。
もっと愛情を表現してほしいと望んでしまう。
私のことをわかってくれない…と寂しくなる。
このような感情は「生まれて当たり前」なんです。
ネガティブな感情を感じたとき、それを自分自身がどう扱って表現するかがとっても大切です。
あなたはネガティブな感情を「抑えなくてはいけないもの」だと感じてはいないでしょうか?
もし1人で抱え込んで、パートナーに対しては「サバサバした私」で居続けているとしたら。
あなたはご自分の価値を「感情的にならず明るいところ」だと感じ、その部分がなくなったら落胆されてしまう…と感じているのかもしれません。
けれど実はあなたの魅力の本質は、サバサバしたところ…ではないんですよ。
「サバサバした私」の奥にある魅力の本質
「明るくてサッパリした私だけがパートナーに求められている」そう思っていると、なかなかそれ以外の自分を出せないかもしれません。
けれど本当に、パートナーはあなたの「明るさ」だけを求めているのでしょうか。
サバサバ感じ良く見られる人の本当の本質って実は「人に対する秘めた情熱や思いの深さ」だと、私は感じているんですね。
本当はとっても相手のことを考えていて、すごくその人の役に立ちたくて、でもそれをストレートに出すと重いかもしれない…
そんなことまで考えて、敢えてちょっと遠慮をするような好意の表現をしたり、明るくフランクに接して「ウェルカムな姿勢」だけを見せておく、とか。
そんなふうに、人へのもの凄い熱量や思いやりを相手の負担にならないように加減して表現している人が多いなって感じるんです。
その立ち振る舞いに安心や心地よさを感じて、あなたの周りに集まる人は多いかもしれません。
けれど恋愛関係の場合は、その少し遠慮した表現が親密感を遠ざけてしまうこともあるように感じます。
大好きな人だけに見てほしい、女性らしい一面や甘えん坊なところ、ないでしょうか。
本当は、それも含めて受け入れて愛してほしいって望んでいませんか。
ちょっと逆の立場で考えてみると。
普段は明るい彼の弱音や寂しさを自分だけに出してもらえたとき、本質に触れられたように感じてさらに大切にしたい気持ちになりませんか。
「他の人には見せないけど、自分にだけはこんな顔を見せるんだ」
このことが親密感に繋がって、本当のパートナーシップって深まってゆくように思います。
「本当の私」をどう表現するか
とはいえ、です。
そのために、今まで我慢していた感情を爆発させたり、欲しい言葉を引き出そうとしていじけてみたり、ちくりと相手の理解のなさを責めてみたり、そのようなやり方はオススメしません。(ぜんぶ私が失敗した方法です)
どう本音を表現して良いかわからない…と困ったときには、こんなことを意識してみてくださいね。(私がうまくいった伝え方です)
「アイメッセージ」で「感情」を伝える
アイメッセージとは主語が「私は」で始まる伝え方です。
例えば、
あなたはいつも連絡をしてくれないよね!
↓
私は連絡があまり少ないと寂しいし不安になるよ
このように、自分が感じている感情を伝えてみるとよいかもしれません。
怒りの下にある感情を伝える
感情といっても、怒りをそのまま伝えると相手の心も防衛反応が起きて喧嘩になるか、もしくは傷ついて2人の距離が離れてしまいます。
怒りが生むのは感情の分断です。
大切な人への怒りの下には必ず、寂しいとかわかってほしい・愛して欲しいという弱い感情があります。
その弱い感情を相手に素直にコミュニケーションすることで、親密感が生まれやすくなるんですね。
相手を責める伝え方は避ける
責められたと感じたパートナーは罪悪感から、あなたを理解するよりも自分を守ろうとすることがあります。
そのリアクションであなたも傷ついて、お互いに自分を守りたいという心理状態になってしまうのは、とても切ないことですよね。
相手にも選択権を残す
本心では「女性の役に立ちたい」と強く思っている男性はとても多いんです。
女性が思っている以上に期待に応えようとしてプレッシャーを感じるから、ネガティブな話は聞きたくない。
自覚がなくても自然にそう感じている人も一定数います。(うちの旦那もこのタイプです)
そんなときには「私はこう感じているんだけど、ただ聞いて欲しい」と、感情をシェアすることをまず目的にすることで、相手が受け止めやすくなるようですよ。
そして「聞いてくれてありがとう」と伝えられると、よりネガティブな印象は緩和されるかもしれません。
最後に〜楽しさだけの関係性は深まらない
パートナーシップは、お互いのネガティブな感情やコンプレックスなど、表面的に見せている明るさ“以外”の感情に触れ合って、受け入れ合ってゆくことで深まります。
本気で関係を深めたい大切な人ならば、ときには弱さやネガティブな感情をシェアすることも、決してマイナスにはならないんです。
さらに、心には投影という作用があり、自分が本音を見せていないと感じる分だけ、同じように相手も本音を見せてくれないように感じやすくなります。
もし「サバサバした私」の仮面を外した姿をパートナーが受け入れてくれて、もっともっと愛してくれたら。
あなたもさらに安心や絆を感じて、大切な人をもっと深く愛せるように思いませんか?
**
「サバサバした私」の仮面が外せない。
そう感じているあなたは、どこまでも相手の心地良さを大切にしたい人で、それはあなたの丁寧な愛であり優しさです。
だからこそ、その奥にあるハートフルな部分をパートナーシップで隠しておくのは、本当にもったいないことだと感じます。
いつも上手に表現できなくても、大丈夫。
ポジティブもネガティブも色々な感情を受け入れ合うことで、パートナーシップは積み重ねた「かけがえのないもの」になってゆきます。
どうかあなたが大好きな人にだけは仮面を外して、幸せなパートナーシップを築けますように。
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