私の思い

自分を褒められると、人生はもっと楽になる

あなたは今、ご自分のことをどのくらい褒めているでしょうか。

日本には「謙虚が美徳」という言葉があるせいか、どうしても自分を褒めるハードルが高く、「褒める」よりも「責める」ことが得意な人が多いかもしれません。


と、こんなことを言う私自身は、長らく自分責めの達人でした。30歳の頃に心理学やカウンセリングに出会って心を学ぶ中で、私は常に自分の粗探しをしてはダメ出しをして、疲れ果てていたことに気付きました。そして、そんな自分を人には認めてほしくて、「もっと役に立たなければ!」と必要以上に追い込んでいました。

問題や生きづらさを抱えている時、私たちは自分に、そして自分を認めない周りの人にもダメ出しをしがちです。
心の内側で自分を責めると、投影という心の仕組みが働き、人も同じように自分を責めると感じます。

そして人の顔色を気にするようになり、そんな風に自分を疲れさせる周りに対しても、うんざりしてしまいます。

「私も周りも、誰もかれもロクなもんじゃない」私はそんな風に、心の中で世の中に悪態をついていたのです。

「自分を褒めよう」というのは、ただ表面的に言い聞かせるのではなく、自分が一体どんな気持ちで頑張っているのか、その声を深く丁寧に聞いてあげて、その思いやできていることを適正に評価して承認することです。(誠実な人ほど、認められるべきところを蔑ろにして、不足にばかり意識が向きがちです。)


自分に対してそれができるようになると、やはり投影によって、周りの人のことも気持ちよく承認できるようになります。世の中すべてに付けていたバツが、マルに変わるようなイメージです。

自分を・誰かを・何かを「責める」エネルギーというのは、心を激しく疲弊させます。ですから、それがなくなるだけで、状況は変わらなくても心が緩み「楽になった」と感じますし、「自分も人も褒める」という心の癖ができると、驚くほど軽やかに生きられるようになるのです。

私もまだまだ発展途上です。できない自分にいじけてつい、自分の殻にこもってしまうこともあります。でも、「物事が上手くいかない時は何かを責めている時だ」ということが理解できてからは、以前より気持ちを立て直すことができるようになりました。


誰にでも必ず、本来持っている才能や魅力があり、それぞれの土俵で頑張っています。ですが困難の中にいると、それが見えなくなってしまいやすいのです。

また、人間関係でできた心の傷を1人でケアするより、他の人の手を使ったほうが効率が良い場合も多くあります。

1人でご自身を褒めることが難しい時は、ぜひ一緒に、それを見つけさせてくださいね。